「高田家資料」の展示を行っています(終了)
「高田家資料」の展示を行っています
令和4年7月、甘露醤油を生み出した「高田家」に関する資料(看板・屏風・掛け軸・額・写真・書・文書 等)約700点を高田耕市郎様から柳井市に寄贈いただきました。
その資料の一部を展示します。
高田家は、享保13年(1728年)に3代目徳兵衛が柳井で醤油醸造を始め、昭和初期まで代々醤油醸造を行っていました。屋号は「登茂屋(鞆屋)」。
4代目吉兵衛(1691から1756年)は、晩年に独特な醤油を開発しました。
天明年間(1781 から 1789年。寛政年間(1789~1801年)の説もあり。)、5代目伝兵衛(1728 から 1807年)が吉川公に献上したところ、「甘露、甘露」と賞賛され、以来「甘露醤油」と命名されたと伝えられています。
5代目伝兵衛は天明4年(1784年)から享和元年(1801年)まで土手町の町年寄を務め、甘露醤油の改良と販路の拡張に努力し、茶道にも精進したと言われています。
5代目伝兵衛の功績により、文化2年(1805年)に6代目弥太郎は名字を許され、高田姓を唱えるようになったと言われています。6,7,8代目と続いて町年寄を務め、吉川公への御当用銀差出や、柳井塩浜開作の築立にも功績がありました。
- 日時 第1期 令和4年10月14日(金曜日)から令和4年11月13日(日曜日)(終了)
第2期 令和4年11月15日(火曜日)から令和4年12月18日(日曜日)(終了)
平日 9時30分から18時
土・日・祝日 9時30分から17時15分
※柳井図書館開館時(月曜日休館、祝日の翌日休館、月末整理日休館)
場所 柳井図書館2階
◎第2期

1.広島新玉(あらたま)
作者不明であるが、鳥羽・伏見の戦勝後、広島での正月祝いにこの喜びを詠いこんだものと思われる。

2.柳井津町屋敷割図
地名として西から「古市」「鍛冶屋町」「金屋町」「久保町」「今市小路」「中仮屋町」「亀岡町」「土手町」「鳩戸場」「新市町」が記されている。
寺社として「誓光寺」「湘江庵」「荒神堂」「普慶寺」「瑞相寺」「天満宮社」などがあり、配置は現在も変わっていない。
通りの所々に「ハシ」の記載がある。
久保町と亀岡町との境付近は、道が複雑になっている。
土手町の北側に「御支配所」があり、高札場も描かれている。

◎第1期(終了)

