明治の文豪国木田独歩は、明治25年(1892)から同27年までの間、父の勤務のため柳井にいました。20歳から23歳の青年時代であり、柳井は独歩にとって忘れがたい地であっただけに、優れた作品が生まれています。

国木田独歩像
国木田独歩文庫

国木田独歩文庫

  独歩文庫は、当館が早くから充実をはかっていましたが、昭和60年、独歩ゆかりの柳井市姫田の市山家(当主市山太郎氏)から、その内容充実のために多額のご援助を賜わりましたので、急速に充実して、今では全国的にも誇れる内容となりました。現在、各種初版本や、『国木田独歩全集』など、貴重な192冊を所蔵しています。

柳井地方を舞台にした独歩の作品(発表順)  

  • 吾が知る少女の事を記す
  • まぼろし
  • 置土産
  • 小春
  • 帰去来
  • 富岡先生
  • 少年の悲哀
  • 酒中日記
  • 非凡なる凡人
  • 女難
  • 病床録
  • 欺かざるの記